149:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 08:56:33.40 ID:EAF0Yir90
「そう、この二日以内に死ぬ人間とは僕とカイトくんです。
僕たちは捜査の段階で呪いのビデオの一端に触れてしまった。
そのため、呪い通りなら僕たちはこの二日以内に死ぬ可能性が高い。」
「つまり二日後に僕たちが死ねば当然警察は動きます。
何故なら警察官が死んだのですからねぇ。何かあったと嫌でも察しますよ。
それに今の話を伊丹さんたちも聞いています。
ですから捜査一課が動くのは確実ですよ。」
「ProjectRING、その全容が明らかにされますよ。」
それが右京の推理とこれから予想すべき事態だった。
特命係は文字通り自らの命を賭けている。つまり背水の陣の覚悟だ。
こうなれば片山雛子にとっては厄介だ。
今の右京たちの証言を捜査一課の伊丹が聞いていた。
これによりもし二日後に右京とカイトが死ねば当然捜査一課が動く。
その時には片山雛子にも捜査の手が及ぶ。
面倒なことを疑われおまけに妙なことで腹を探られるのは好ましいモノとは思えない。
そんな思いが彼女の脳裏を過ぎった。
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