134:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:57:50.35 ID:EAF0Yir90
「親父は関係ありません!」
「まあ確かに警察庁のあなたのお父様とはお近づきになりたいですけど…
個人的にあなたの心情は察する事は出来るわよ。私も政界に入った直後は…
父親の後釜継いだばかりで親の七光りだとか言われたから…」
珍しく自分の心情を察してくれる片山雛子に思わず好感を抱くカイトだが…
そんな感情はこの後の彼女の豹変した態度に
すぐ弾け飛ぶとはこの時のカイトにはまだ予想もつかなかった。
「それで杉下さん、もうこれで話は終わりですか?
それならお帰り頂けませんかしら、これでも私は忙しいので…」
「その前に僕の推理を聞いていただけますか。まぁ多少超常的現象も含みますが…」
「杉下さんの推理?
少し興味がありますね。いいわ、どんな推理を聞かせてもらえるのかしら。」
杉下右京の推理、確かに興味はあった。
わざわざ議員会館まで乗り込んできたわけだ。それなのに何の準備もなく来るはずもない。
さらに言うなら彼が問題を上げてくれるのなら…
そう思い雛子は右京の推理を静かに聞いてみた。
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