右京「呪いのビデオ?」修正版
1- 20
133:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:56:35.00 ID:EAF0Yir90


「それで今日はどういったご用件でいらっしゃったのですか?
まさか謹慎中のあなた方がこんな世間話をしに来たわけじゃないのでしょう。」


「おやおや、僕たちが謹慎処分を受けた事をもうご存知でしたか。」


「杉下さんが来られるんですもの。
一応警視庁の方へご報告しておきましたので…
そしたらあなた方は現在謹慎処分を受けていると言われましてね。
まあ私にはどうでもいいことですけど。」


まさか自分たちが来ただけですぐに警視庁にクレームを入れるとは…

些かやり過ぎだと思うカイトだが伊丹たちにしてみれば

長年色々と確執のあるこの片山雛子にしてみれば警戒して当然だと思えなくもなかった。

しかしそうは言ってもこちらも子供の使いではない。

警察の仕事としてこの場へ趣いたわけなので何もせず帰るわけにはいかない。

そんなわけでさっそく伊丹は雛子に対して事情聴取を始めるのだが…


「単刀直入にお伺いします。
先日都内で亡くなった吉野賢三さんですが警部殿たちが言うには
どうも亡くなる前にあなたのことを張り込みしていたらしいんですよ。
何か心当たりはご存じありませんかね?」


「そう言われましても、ご存知かと思われますが
私の仕事は守秘義務のある事柄ばかりですからおいそれと話せないんですよ。
特に令状も無い捜査ではお話しすることも出来ませんので。」


「かーッ!相変わらず痛いところ突きますよね!」


「これでも魑魅魍魎跋扈する国会で仕事をしているんですよ。
わけのわからない濡れ衣を着せられて振り回されるのは御免ですので。ご了承ください。」


任意の事情聴取に対して守秘義務を盾にする雛子。

さらに言うなら右京たちはアポすら取っていない無礼な態度でいる。

それならこちらも無礼で返すのが筋だとでも言わんばかりの態度を取る雛子。

そんな雛子だがカイトに注目していた。

この中で初見なのは彼だけだからか…それとも…


「ところで…あなたは…?」


「あ、自己紹介が遅れました。甲斐享と言います。今度特命係に配属された新人です。」


「そう、あなたが…お父さまのことは聞いているわよ。」


父親のことを聞かれて一瞬ムッとなるカイト。

まさか初対面の人間に父親との関係を指摘されるとは予想外だ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
272Res/385.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice