131:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:48:51.15 ID:EAF0Yir90
「ねぇ…薫ちゃん…
さっきの右京さんたちの話しからして山村貞子って
もう死んでいるらしいんだよね。それなのに何で捜査しているんだろ?」
「さあな、俺たちの知らないところで何かが起きているんだろ。
まったくこんな時自分が警察官じゃないのが歯がゆいなんて思ってもみなかったぜ。」
「ところで薫ちゃんさっきその貞子って人の事見たんだよね。どんな印象だった?」
「そうだな、一言で言うなら…『暗い』かな…
いやな…陰湿とかそんなんじゃなくて…何かを恨みとか…そんな感じがしたな。
まあ俺自身もよくわかんねえんだけど…」
先ほど目撃した貞子に負の感情に満ち溢れていたことを印象に思う亀山。
あれは尋常なモノではない。
確かに暗いとは思った。だがあれは…暗いというよりも闇そのもの…
そんなモノを右京たちは相手にしているのかと思うと
今の警察官でない自分が何の力にもなれなくて歯がゆさを感じてならなかった。
それにもうひとつ、彼ら伝えなければならないことがあった。
「ところで…右京さんには言えなかったんだが…
実はあの人たちの帰り際にな…
また見えちゃったんだよ…山村貞子…無事でいてくれたらいいんだけどな…」
右京とカイトの安否が気になる亀山…
しかし亀山の不安を余所に右京とカイトの呪いのカウントダウンは着々と進行していった。
272Res/385.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20