129:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:40:13.32 ID:EAF0Yir90
「『元』特命係の亀山ぁ〜!久しぶりだなこの野郎!」
「テメェは伊丹!何で俺んちに押し掛けてきてんだよ!?」
「うるせぇ!
こっちだってな、誰が好き好んで警察辞めたお前の家になんか来るもんかよ!」
なんと玄関の扉をノックしていたのは捜査一課の伊丹だった。
そのうしろには三浦と芹沢の姿まである。
どうやら右京たちを備考していたのは捜査一課だったらしい。
「これはみなさん。
やはり先ほどから僕の車の後を付けていたのはあなた方でしたか。」
「まあ警部殿が大人しく謹慎なんてするとは思っていませんからね。」
「将来の心配をしない左遷部署ならではってヤツですね。」
「右京さんたちの後を付けていた?おい伊丹!どういう事だ!?」
「どうせ特命係が大人しく謹慎なんざしてるはずがねえと思ってな。
だから尾行したらどういう訳かお前の家に着ちまったんだよ。
あぁ…喉乾いた。茶と菓子くらい持って来い!俺はお客さまだぞ!」
ここが亀山のマンションということもあり
いつものように遠慮する必要もないので偉そうにふんぞり返る伊丹。
そんな伊丹に苛立ってか台所からあるものを持ち出すのだが…
「うっせえ!お前みたいなヤツに誰が茶なんか出すか!代わりに塩撒いてやる!喰らえ!」
「バカッ!やめろ!服に付くだろうが!」
「ちょっと二人ともこんな玄関で騒ぐのやめなさいよ。近所迷惑でしょ!?」
「けどこの家の中には…貞子が…」
「貞子だぁ?
お前まだそんな事言ってんのか?
そんな何年も前に死んだ人間がいるわけがねえだろ!」
「貞子って髪の長い女性ならさっき帰ったよ。なんか妙に苦しそうだったけど。」
どうやら貞子は退散したらしいが…
怪我の功名か今の塩巻きが
思いのほか効果があったのかは定かではないがとりあえずこの場は安全のようだ。
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