右京「呪いのビデオ?」修正版
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128:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:36:00.41 ID:EAF0Yir90


「だって右京さんたち三人でウチに入ったじゃないですか!
右京さんとカイトくんとそれと白い服を着た髪の長〜い女の人。
あの人が山村貞子さんでしょ?」


「亀山くん!それは本当ですか!?
そういえばキミは確か玄関口で『三人とも上がって』と言いましたね。
山村貞子は…僕たちと一緒にこの家に入ったのですか!」


「えぇ本当ですよ、俺確かに見ましたモン。
右京さんたちが玄関に居た時にうしろに髪の長い女の人が入りましたから。
そんで気になって名前を尋ねたら小声で『山村貞子』って自分から言ってましたよ。」


「ハハ…何言ってんすか?
俺ら今二人しかいないじゃないですか。そんな髪の長い女なんかいないですよ!」


「そうよ薫ちゃん!
事情はよく知らないけど私だって玄関にいたけど女の人なんかいなかったよ。
それに今だっていないじゃない!」


「そこがおかしいんだよな。
俺もウチに入るところまでは確かに見たんだが気が付くといなくてさ…
まったく何処行っちゃったのかね?」


元々の素質なのか霊感の強い亀山。

以前は亡くなった友人の幽霊も目撃したとのことだが。

右京もそのことを若干ながら羨ましいと思ったこともあるらしい。

それはともかくつまりこの部屋には貞子の気配がある。

そんな不安が過ぎった時だった。


((ピンポ〜ン!))


誰かがこの家のチャイムを鳴らした。

それから何度もドンドンと玄関のドアをノックする音が力強く聞こえてくる。

まさかこれは貞子が!

そんな恐怖がカイトの頭を過ったがそんな事も知らずに

家主である亀山は玄関の扉を開けようとしていた。


「たく…誰だよ?チャイム鳴らしたんだからこんな力強くノックする事はねえだろ!」


「ちょ…ちょっと待ってください亀山さん!開けるのは危険ですよ!?」


「そうよ、薫ちゃん!私も事情はよくわかんないけど…とにかく様子見よ!」


「あのねぇ、ここは俺の家なわけ。
こんな無作法に玄関叩くヤツがいたら
文句のひとつくらい言わなきゃ相手がつけ上がるだけだって…ね!」


「ダメだ亀山さん!離れて!?」


玄関の扉を開けようとする亀山をなんとか止めようとするカイト。

このままでは貞子の呪いが…

玄関の先にはきっと貞子がいる。そんな不安が過るカイトだが…

しかしその心配は必要なかった。何故なら…


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