125:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:29:58.80 ID:EAF0Yir90
「当時の山村志津子の公開実験でまだご存命の記者の方はおられますか?」
「いないそうです。
山村志津子の公開実験…
それを見てた記者全員が実験から10年以内に全員死んだらしいんです。」
「10年以内に死んだ…じゃあやっぱり…
けどどういう事だ?
山村志津子って宮地たちが失踪する12年前にもう亡くなったじゃないですか。
何で宮地彰子は12年以上も前に死んだ志津子のことを調べ続けていたんだろ?」
確かにカイトが指摘する通り山村志津子は実験直後に起きた三原山大噴火で亡くなった。
それにも関わらず既に死亡した相手を調べるというのはどう考えてもおかしい。
それでは宮地彰子は一体誰に復讐しようとしたのか?
「けど…同じ女記者だから
彼女の境遇はちょっと理解出来るところがあるんですよね。
私も薫ちゃんが誰かに殺されでもしたら私情優先した記事を書いちゃうかもしれないし…」
「おいおい、嬉しいこと言ってくれちゃってさ。」
「なるほど、大変参考になりましたよ。美和子さん、どうもありがとう。」
「そんな…気にしないでください。
けど右京さんはこんな事件調べてどうする気なんですか。
いくらなんでもこれ45年前の事件ですよ。
もし宮地彰子が生きていたとしても残念ですけど…もう時効扱いですよ?」
こうして美和子から重要な話を聞こえる右京。
しかしこんな45年前の事件を何故調べるのかと聞かれてしまう。
唯でさえこの事件は他人に教えられないというのに…
だがこのまま何も伝えずにいるとあとで何か問題が起きた時は厄介だ。
そんなわけで触り程度の情報を伝えてみせた。
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