126:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:34:53.57 ID:EAF0Yir90
「それでは説明します。といっても詳しいことは言えませんが…
最近都内である事件が発生しまして
その事件にもしかしたら山村志津子の娘が関わっている可能性があるのです。」
「山村志津子に娘がいたんですか!なるほど、それで調べていた訳ですね。」
「なるほど、つまりその人物が山村貞子なわけですね!」
「…はぃ?…」
「ええ、俺らが調べた限りだとどうやら娘の貞子にも特殊な力があると…」
「カイトくん、ちょっと話をやめてもらえますか…」
突然カイトの話を遮り何か奇妙なことに気づく右京。それは…
「亀山くん…キミ…どこでその名を知りましたか?」
「へ?何を言ってるんですか右京さん?」
「僕とカイトくんは確かに山村志津子の名前は話の流れで教えましたが…
娘の貞子の名前はまだ明かしていませんでした。
勿論美和子さんも先ほどの会話から察するに
貞子の存在どころか名前すら知らなかったはず…
それなのにキミは山村貞子の名前を知っていた。
それに…僕はこのテーブルについてからひとつ疑問があるのですが…」
「じ…実は…俺もさっきから気になってるんですけど…」
「薫ちゃん…私もなんだけど…」
「ちょっと何だよみんな!
わかるように説明してくれなきゃ俺だって困っちゃうよ?」
亀山はみんなが自分を茶化しているんだろうと思い冗談半分でいたが
右京、カイト、美和子の三人は奇妙な疑問を感じていた。
その理由はテーブルに置かれているカップの数だ。
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