105:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:07:26.76 ID:EAF0Yir90
「おい杉下、何を言っている?何故部長がこの件に関わっていると思うんだ!」
そんな右京に中園は何故内村がこの件に関わっているのかと疑問の声を上げた。
そこで右京はあるモノをこの場にいる全員に見せた。
それは先ほど城南大学の演劇部で手に入れた飛翔が使っていた当時の台本だ。
「この台本ですがスタッフ欄に気になる名前が載っていました。」
その台本の一番下のスタッフの名前。
それは雑用係の名前だがそこにはこう記されていた。
内村完爾:雑用
それは紛れもなく内村の名前だった。
「45年前、内村部長はこの劇団飛翔となんらかの関わりがあったのではありませんか?」
「内村部長の年齢なら当時のことに関わっていても不思議じゃないですからね。」
飛翔の台本を見せて内村を問い詰める右京とカイト。
「お前ら!部長に対して失礼だろうが!」
「そうですよ!」
「いい加減にしてください!」
そんな特命係の無礼に怒った中園と伊丹たちであったが…
実はその矛先は右京たちにではなく…
「部長!いいから吐いてくださいよぉ!」
「つらいのもわかりますがねぇ…」
「一度やってみたかったんですよ。部長への尋問!」
「馬鹿者!節度を弁えんか!」
さらには調子に乗った伊丹たちにまで追求される内村。
こうなれば内村とてたまったものではない。
堪らず内村もついにその重い口を開いてみせた。
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