104:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:06:46.12 ID:EAF0Yir90
「嘘だ…何故あの女が…」
そんな中、一人だけ恐怖と不安に蹲る男がいた。それは内村だ。
「杉下…もう一度聞くぞ…山村貞子は…45年前に井戸に閉じ込められたのか?」
「それは間違いありませんよ。
お疑いなら静岡県警に問い合わせてみてはどうでしょうか?
発見された当時の捜査資料は残っていますが。」
「いや…いい…」
内村は誰の目にも明らかであるように何か隠し事をしていた。
勿論それを見逃す特命係ではなかった。
「今度はこちらから質問させて頂きます。内村部長は何を隠しているのですか?」
「いや…私は何も…」
「正直に答えてください。
この事件で既に二人も亡くなってるんですから。
いや…今までの被害者をカウントしたら二人どころじゃないんですけどね!」
右京とカイトに詰め寄られる内村。
思えば最初に吉野賢三と小宮の死を報告した時から内村は何か様子がおかしかった。
今にして思えば明らかに動揺した素振りを取っていたように伺えた。
もしかしたらこの事件について何か知っているのではないか?
既にこの事件は二人の被害者を出している。
確かにオカルトといえばそれまでだがそれでも手を拱いてるわけにはいかない。
そのため、相手が刑事部長の内村であろうと問い詰める必要があった。
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