45:1[saga]
2018/03/24(土) 22:08:03.71 ID:N9NZ/oAL0
38.数ヶ月後 夏休み初日
唯「夏だねー梓ちゃん」
梓「夏ですねー唯先輩」
自堕落な生活にだんだん身体が慣れてきたようで、私は唯先輩の家まで来て扇風機の前で寝転んでいた。
純「夏はいいですね〜何と言ってもアイスがウマイっ」
唯「アイス?! どこ? 純ちゃん!」
憂「お姉ちゃん、みんなの分あるから……」
唯先輩はキッチンから戻ってきた純のアイスに飛びかかった。驚くべき瞬発力だ。
憂「はい、梓ちゃんも」
ありがとう、そう受け取ったアイスはキンキンに冷えていて、涼しい室内で夏を感じた。
憂「そういえば、そろそろ文化祭の準備しなくていいの?」
梓「文化祭?」
憂「一昨日先生に聞いてきたんだけどね、午前の合唱コンクールの後、午後に文化部の発表の時間があるんだよ。希望すれば参加させてもらえるって」
梓「そうなんだ……文化祭っていつだっけ」
憂「確か、夏休みが終わって2週間後くらいだったと思うよ。まだ1ヶ月と半分あるね」
唯「そんなにあるんだったらまだ大丈夫だね〜」
梓「いやそんなわけにいきませんよ。しっかりしないと」
純「まあ梓はもっとしっかりした姿勢で言おうか。お腹出して寝っ転がってたら風邪ひくよ」
梓「う……」
私は身体を起こした。ギターを抱き寄せて私は唯先輩に向かう。
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