唯「四月は君の華」
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42:1[saga]
2018/03/24(土) 22:02:55.50 ID:N9NZ/oAL0

34.憂side 深夜2時頃

すっかり眠り込んでしまった椿さんと純ちゃん。なんとなく私は1人でゲームの続きをしていた。

唯「ただいま〜って起きてるの憂だけ?」

お姉ちゃんと梓ちゃんが帰ってきた。私はしーっと口に人さし指を当てると、隣の部屋に移動した。

梓「純、徹夜するって言ってたのに」

憂「まあまあ、はしゃいで疲れちゃったんだよ。そうだ、有馬さんどこにいるか知らない?」

唯「一階で漫画読んでる。どうせ椿さんはすぐ寝ちゃうだろうから邪魔しちゃ悪い、って言ってたよ。的中だね」

梓「温泉あがってから今まで有馬さんと3人でカラオケ行ってたんだけど、有馬さんって歌も上手なんだね。びっくりした」

唯「梓ちゃんの歌声は、ちょっと独特でしたわね」

梓「う、うるさいです……」

唯「えへへ、冗談だよ〜」

私がくすくすと笑っていると、梓ちゃんはちょっと拗ねちゃったみたいだった。気にしてるのかな。

お姉ちゃんは大きな欠伸をした。

憂「もう寝ちゃおっか。有馬さんにはメールしとくね」

梓「あ、私が直接伝えに行くよ。まだ眠たくないし」

私は梓ちゃんの目を見た。何かあるんだな、そう思い、

憂「分かった。お願いね」

梓「うん、先に寝てていいよ」

唯「う〜い♪ いっしょに寝よ?」

すでに目が半開きのお姉ちゃんに連れられ布団に入った。
温泉のシャンプーを使ったんだね、お姉ちゃんからいつもと違う匂いがした。



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