37:1[saga]
2018/03/24(土) 21:53:43.17 ID:N9NZ/oAL0
29.憂side ほぼ同時刻
椿「おお〜いい景色! 公生見てみ!」
有馬さんは窓際にいる椿さんの隣まで歩いて行くと、
公生「へえ、すごいね。山の中って感じだ」
椿「なにそれ、当たり前じゃん」
椿さんはチョコレート菓子を取り出すと、
椿「憂ちゃん、一個あげるよ」
憂「あ、ありがとうございます! 私これいつも食べてます」
椿「憂ちゃんは分かってるね、公生とは大違い」
公生「別に僕だって嫌いだとは言ってないじゃん」
椿「好きと嫌いじゃないには大きな差があるんだよ〜だ」
私はくすくす笑った。
憂「お二人とも仲いいんですね。付き合ってるんですか?」
思った通り、椿さんは顔を真っ赤にする。
公生「そうだよ。でも別に気を使わなくてもいいからね」
椿「そんなことより! 早くお風呂入りたい!」
公生「はいはい、じゃあ準備して隣の部屋に声かけに行きなよ。椿、もう25歳なんだから落ち着いてね。僕は男1人だし時間ずらして行くよ」
あっと椿さんは思い出したように、
椿「憂ちゃん、安心して? 君は私が責任を持って公生から守るから!」
公生「人を変な風に言うな。まあ確かに一緒な部屋で寝るわけにはいかないし、僕は一階で漫画でも読んで徹夜するよ」
憂「あ、それなんですけど、純ちゃんがゲーム持ってきたみたいなので、有馬さんも誘ってやろうって言ってましたよ。徹夜のつもりらしいです」
公生「それはありがたいや。まあほどほどにしとかないといけないけどね」
私が椿さんに連れられてお姉ちゃんたちの部屋に向かったところ、汗だくになって息を切らした梓ちゃんと、したり顔のお姉ちゃんと純ちゃんを見つけたのだった。
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