27:1[saga]
2018/03/18(日) 00:16:20.26 ID:61wO2nel0
24. 次の日
「憂が弱い?! どういうこと?」
「ちょっと唯ちゃん、勘違いされるような言い方しないで……」
ムギちゃんは困ったように笑った。
『紬は憂が史上最強じゃないって言いたいんだね』
「そう、憂ちゃんはきゅうべえに最強の魔法少女になりたいって願った。実際憂ちゃんは私が見てきた中で最強の魔法少女よ。でも、多分史上最強じゃない」
2人っきりの音楽室、厳密には2人と1匹はお昼ご飯を食べながら休憩していた。
やっぱりムギちゃんのピアノの技術はすごくて、私は教えてもらってばっかりだった。
『それは確かにね。昨日の憂は全然本気を出していなかったけど、最強じゃない。正確にいうと、まだ憂は最強じゃない』
私が首を傾げていると、
『憂の最強化は段階的なものなんだ。これは実質的な話だからね、突然じゃ容量オーバーになるんだ。今は最大火力の20%といったところさ。20%でも倒せない魔女はほとんどいないくらい、憂本人が強いんだけどね』
さらにわからなくなった。
「つまり、憂ちゃんは今準備運動中ってことかしら?」
『そうだね、そう言えば簡単だね』
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