勇太「あ、いっけね」ガッシャーン 樟葉「え?何の音?」
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◆5/bDmVoxZw
[saga]
2018/03/17(土) 00:31:44.82 ID:gVz/OtBY0
勇太「あ、これぐらい…….か」
樟葉「終わっちゃった……」
勇太「じゃあ、型に入れようか。ペーパーと型の配置はトレーに用意してあるから」
樟葉「持ってくるね」
勇太「ありがとう」
樟葉「うわ〜これが型なの?かわいい!!!かっこいい!!」
勇太「どっちだよ!全部で40個分だよな」
樟葉「この数なら、複数配るんだね」
勇太「まあな。部活とか友チョコとか色々。それより、型」
樟葉「あ、型かわいいよね!かっこいいやつはドラゴン?」
勇太「そうなんだよ。あ、ちょっと待って。チョコ流すから」そろーり
樟葉「うん」
勇太「どうかドバっと垂れたりしないでくれよ」そろーり
樟葉「真面目だね」
勇太「最後の奴。できた!ふぅ。休憩しよう。ああ、やっぱり型からチョコはみ出ているな」
樟葉「それぐらいいいじゃん」
勇太「ダメなんだよ。崩れるの嫌なんだよ。はみ出た数ミリをちょこんと拭いて。こう……。ふう。はぁはぁ。目が疲れる」
樟葉「うん頑張って、お兄ちゃん」
勇太「これで最後の奴!!できた!祝って!!」
樟葉「すごいよお兄ちゃん!!なんか感心した!お兄ちゃんってすごい人なんだね!!集中力凄かった!」
勇太「それが普通なんだぞ///」
樟葉「すごい!」
勇太「なんていうかこう……愛のあるものを届けたかったら、こんなのへでもない。六花の食べた顔浮かぶんだ」
樟葉「食べさせたくて……ねぇ。それにこれ、小鳥遊さんをデフォルメ顔に溶かした型抜き作ったの!?手作り!?」
勇太「六花はほら、見慣れているから。泣いた顔と怒った顔が特に可愛くて。ずっと見続けてられるの欲しいと考えてこの前からこっそりやってたんだ。それにドラゴン大好きだからな。剣とかも。邪王真眼の力が発動!ってこんな感じに召喚するのが日課。俺が空想劇みたいな生き物の名を言うとすごく喜ぶんだよ。そんなもん存在しないのにな。せめて数学ができたらなって思うけど、無邪気だよあいつは」
樟葉「好きなんだ」
勇太「いやち……そうだよ、好きだよ」
樟葉「…….」
勇太「将来結婚したいって思ってる」
樟葉「えっ…….」
勇太「まだ早いと思うけど、あいつ一人じゃ生きていけないだろうし、それにあいつと一緒にいて幸福が根源から湧いてる」
樟葉「…….」
勇太「今度指輪を買おうとも考えてる。真剣に思う」
樟葉「…….」
勇太「あ、すまん。ここまで気分を害させるとは思ってなかった。樟葉に気分八つ当たりしちゃったな」
樟葉「いいよいいよ。お兄ちゃん素敵なお嫁さんができてよかったね」
勇太「ありがとう。ええと、その……。なあ樟葉ってバレンタインもらった?」
樟葉「もらったよ」
勇太「へぇ」
樟葉「クラスの男子がメロメロでもう困ってるよ」
勇太「ええっ!!!?」
樟葉「悔しい?」
勇太「え!え!!え!!!」
樟葉「処理に困っちゃってね。悔しい?」
勇太「あの樟葉が!!樟葉が!!嘘だろ!!」
樟葉「うそ」
勇太「えっ……」
樟葉「お兄ちゃんの慌てる顔が最高に傑作!」
勇太「樟葉!!シャレにならないのはダメだって知ってるだろ!!」
樟葉「知らない。乙女心が分かんないからこうなるんだよ〜!べ〜!だ!」
勇太「もうお前は妹じゃない!」
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