「私は同級生の乙倉悠貴に厄介な感情を抱いてしまった」
1- 20
1:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:52:15.44 ID:whiyQo92o

※独自設定有り、オリキャラメイン



SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:52:43.65 ID:whiyQo92o

「ゆーきって最近楽しそうだね」

 同級生の乙倉悠貴の楽しそうな笑顔を見ていてふと漏らした言葉を、彼女は聞き逃さず相変わらず嬉しそうに笑った。
 憎たらしいほどに可愛い笑顔で、同性に生まれてきたことを激しく後悔した。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:53:10.32 ID:whiyQo92o

 仕事──普通の中学生である私にはまだ遠い未来のようにしか思えない話なのだが、悠貴にとっては身近な存在だ。
 何故なら、悠貴はアイドル。
 普通の中学生ではない。
 本来であれば私や、他の同級生どもでは話しかけることすら烏滸がましく、頭を垂れて崇拝すべき存在なのだ。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:53:37.07 ID:whiyQo92o


 私が悠貴と仲良くなったきっかけなんてものは、ただ転校してきた彼女が指定された隣の席に私がいただけという、ともすれば運命とも言えなくもないが、しかしその実は単なる偶然で片付けてしまうほうがわかりやすい理由だった。
 誰に対しても分け隔てなく気さくで明るい女の子の役割を演じていた私は、当然のようにクラスでもいわゆる勝ち組グループに所属をしていたし、学内カーストにおいてもやはり上層部にいた。
 だから新たに同級生となる悠貴に話し掛けたのは、打算でしかなかった。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:54:03.52 ID:whiyQo92o

『へいてんこーせー! パンツは黄色かい?』

 話し掛けたというか、スカートの中身を下から覗きこみながらのセクハラたった。今から思えば何をしているんだ。
 気さくで明るい女の子という概念はともすれば下ネタ好きな男子に近しいのかもしれない。というのも、女子同士で人気者になろうと思えば女の子らしくしているよりも、どこか男子の要素を抱えているほうが立ち回りやすいからだ。
以下略 AAS



14Res/13.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice