101:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 21:43:04.41 ID:/PNdWRIK0
「さぁ、どうぞ〜」
お銚子をもった茄子に催促されて、酌をしてもらう
「ほら、お返しだ」
102:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 21:49:20.06 ID:/PNdWRIK0
「はぁ、おいしい」
ふぅ、と色っぽい吐息を吐く茄子
それを見ないふりをして、自分の杯を空けた
103:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 21:55:39.50 ID:/PNdWRIK0
「さぁ、どうぞ♪」
ぐいっと俺の前に出されたのは伊達巻だった
「あーん、です」
104:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:07:02.61 ID:/PNdWRIK0
「美味いな、うん」
「それじゃあ私にも、あーん♪」
ええ……可愛……じゃなくて自由すぎかよ
105:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:14:11.44 ID:/PNdWRIK0
「茄子、ほら」
「あーん♪ うん、美味しいですね〜」
「ほらほら、これもお食べ」
106:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:21:30.06 ID:/PNdWRIK0
空のお銚子が何本も増え、料理もだいぶ減ってきたころ
「私、隠し芸しますっ」
と、意気揚々に茄子が言って、どんな隠し芸かと聞く前に和服の帯を緩め始めた
107:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:32:12.71 ID:/PNdWRIK0
「あら、どうしたんですかプロデューサー? これからがいいといころですよ」
「あー……ちょっと首の具合がね、悪くてね」
だいぶ苦しい言い訳だが、素直に茄子を見るわけにはいかない
108:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:47:58.93 ID:/PNdWRIK0
まぁ捕まえたとか言われているが、実際には茄子から目が離せない状況になったというだけだ
帯を外し、和服をはだけさせた茄子から……
「うふふ♪ それじゃあいきますよ〜」
109:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:52:28.76 ID:/PNdWRIK0
「年末年始と食べ過ぎちゃったみたいで、やってみようと思いました♪」
そしてそれを笑顔で言ってしまう茄子は、大物なのだろう
「ああ、ぎりぎり三段の鏡餅ってとこか」
110:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:56:40.30 ID:/PNdWRIK0
「他の子には、もちもちで気持ち良いって言われましたよ」
もちもち……気持ち良い……はっ! いかん、惑わされるな
「お酒飲んじゃってますし、私は気にしないです」
111:名無しNIPPER[saga]
2018/03/13(火) 22:57:23.52 ID:/PNdWRIK0
読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました
今日はこれでおしまいです
続きは明日の夜から
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