少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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92:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/05/31(木) 22:19:35.04 ID:EhgwbeOr0
「―――いたぞ。ついたぞ」

少年「え?」

気が付くと俺は家の前まで帰っていた。

ベリア「安心感におぼれ放心していたのか? さすが我であるな」

少年「いや、ちょっと考え事をしていただけだ」

ベリア「そうか学生良く考え良く学び良く悩め! しかしその範疇を超えたら我、いや生徒会まで来るといい」

少年「なぁ」

ベリア「なんだ?」

少年「なんで、助けてくれたんだ? 下手したら風紀委員を呼ばれるかもしれないのに」

少年「こういっちゃなんだが俺はそっちにとっちゃ厄介な存在でしかないだろう」

ベリア「厄介か厄介でないか。得か損か。そんな低次元な世界に我は生きてない。助けれるか助けれないかだ」

ベリア「まぁ、この我は万知万能ゆえに助けれない者などいないがな。ふははははは!!」

………ひどく単純な考え。ばかみたいに簡単だ。

ベリア「また会おう少年!!」

月夜の中へ消えていくベリアを見送る。

しまった、礼の言葉のひとつも言ってない。おそらく向こうはそんなこと期待してないんだろうが、それでも

―――生徒会、か

少年「悪い奴らじゃないのかも―――」

ユキムラ「遅くに帰ってくる悪い子はどこでしょうか〜?」カシャンッ

少年「!?」

ユキムラ「悪い子にはFIRE!! FIRE!!」パァンッ

少年「ぐわああっ!!」

やっぱりろくでもない一日だ。


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