304:亜人好き ◆HQmKQahCZs[sage]
2020/01/31(金) 19:09:36.42 ID:BsYvCTOE0
少年「R-10さんどうしたの?」
R「どうした、とは」
いつも通り昼食を共にしている(といってもIは魔翌力液飲んでるだけですが)と少年さんがこちらを見て訊ねてきます。
しかし主語がないのでなにがどうしたのかはわかりません。
聞き返すと少年さんは、いや、あのとかなにか言いよどみながら
少年「なんか最近元気がないなって」
そうでしょうか。体に異常はありません。
ベストコンディションです。何も問題ないはず。
再度検査回路を走らせてみますが、すべて正常。
だからきっと少年さんの気のせいでしょう。
R「私は普段通りですよ」
少年「気のせいか。だったらいいんだけど」
R「それよりも次はクリームコロッケを食べてください」
少年「自分で食べれるから」
あーんは拒否されます。誰もいないから別にいいと思うのですが。
R「食後の膝枕はいかがですか。クッションもありますからフカフカですよ」
少年「いや、それは」
R「お願いします。恋人らしいことをしたいNOです」
少年「うっ、わかりました」
少年さんはどうやら押しに弱い模様。Iが依頼主という強みを利用しているからですが
きれいに食べ終わった弁当箱を片付けるとIは太もも部分にクッションを載せて少年さんを迎えました。
少年「うーん、やっぱりこういうことは慣れない」
R「Iも慣れませんよ。だから慣れたいんです」
少年「そうですか…」
少年さんを観察しようとするとお互い目があいます。少年さんはあおむけだから当然ですね。
R「少年さん、やせすぎではありませんか。健康を害しますよ」
少年「これでも最近は食べる量増やしてるんだけどな」
R「昔はこれより食べなかったんですか?」
少年「うっ」
少年さんがなぜかバツが悪そうに顔をそらします。
一体、なぜでしょうか。
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