少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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179:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/11/20(火) 16:24:19.49 ID:jQit6FKQ0
子供は焼き飯が持ってこられたのを確認してやっと俺の右手から離れた。

少年「うへぇ…」

右手が粘液まみれのべとべとである。

オル「はい、これで拭きな☆」

オルレアンから布巾を手渡され、右手を拭く。できれば手を洗いに行きたいんだが。

「いただきまーす!」

オル「うっひょー、いただきまーす☆」

イヅナ「冷める前に食えやおらぁ!」

少年「……いただきます」

諦めてスプーンを手に取りチャーハン、もとい焼き飯を口に運ぶ。

うん、美味い。

当てにならない俺の感想だけど、周りを見ると子供が焼き飯をがっついていることから俺の感想は間違ってないのだろう。

オル「まぁ、私ほどじゃないけど。褒めてやってもいいぞ☆」

イヅナ「んだおらぁ!」

オル「ほんとのはなし☆」

イヅナを挑発するオルレアン。イヅナは肩をふるふると震わせているが大丈夫だろうか。

いざとなったら俺が………俺が止めれるのか?

イヅナ「ちっ………あのオルレアンじゃしかたねぇか」

オル「あれ、君、私のこと知ってるの?」

イヅナ「あんた、有名だろ。屋台やってて」

オル「むふふ〜。ちょっとは名を知られたものだからねっ☆」

イヅナ「ちっ」

どうやら暴力沙汰の事態にはならなかったようだ。

警戒を解いて焼き飯を口へ運ぶ。

「ちょーだい」

右を見るとさっきの子供。真正面から見てもだらりと下がった髪? 皮膚?で目元が見えない。その代わり大きな赤い口の中をのぞかせている。

「なくなったからちょーだい」

確かに皿の中にはもう米粒一つない。

別に腹が減っているわけじゃないから別にいいんだが。

「あーん」

こいつの口の中にスプーン突っ込みたくねぇな。

少年「全部あげるよ」

「いーのー?」

少年「いいよ。あげる」

「わぁーいー」

皿ごと子供に渡すと子供はそのままスプーンも使わず焼き飯を口の中へ流し込んだ。

オル「こらっ! 行儀が悪いでしょっ」

「んむむ、あむあむ」

オルレアンの説教なんてどこ吹く風で、口いっぱいにほおばったチャーハンを咀嚼している。乳白色のほっぺたが大きく膨らんだりしぼんだり。まるで風船のように動いていた。

オル「こらっ! レディーの食事姿をまじまじと見るんじゃありませんっ! 行儀悪いでしょっ!」

なんか俺も怒られた。

というかこれ、女だったのか

「あむ〜」


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