103:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/06/03(日) 21:18:37.25 ID:+E1bRNSR0
せめてサポートをつけてくれればいいのにと思うが風紀委員は忙しいらしく誰も助けてくれなかった。
見知った顔がいればいいんだがカルラさんは出払っているらしく、封筒と腕章を受け取ってとぼとぼと部屋から出た。
少年「………で、何をすればいいんだ」
俺にもできることと言っていた。つまり服装や喫煙の取り締まりだろう。風紀委員に逆らうものはそんなにいない。
風紀委員の腕章さえあればなんとかなるだろう。と前向きな思考に切り替える。
終わらせればいいんだ。今の俺がやらなければならないことはすぐに終わらせてミレイアに教科書を渡しに行く。それだけだ。
そうと決まったらはやく指示を確認しよう。さてどれどれ
氷の封印を剥がし封筒の中を見る。封筒の中には薄っぺらな紙が一枚入っているだけだった。
これくらいならそのまま渡してくれればいいのに。機密的な何かが理由だろうか。
少年「えっと………」
紙に目を通す。そこには顔写真付きで一人の男が載っていた。
イズナ
不良
捕縛
―――――俺一人で?
少年「嵌められたぁ!!」
封筒に入っていたのは機密のためなんかじゃない。
簡単じゃないってことを俺に知られないためだ。
信じていたのに、ヒョウカさん!
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