花丸「──最後の誕生日。」
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7: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/03/03(土) 23:41:50.17 ID:P/7cf6ip0


    *    *    *




果南「やっほ、マル」

花丸「果南ちゃん」


次に図書室に顔を出したのは果南ちゃんでした。

後が支えてるって言うのはそう言う……


果南「なんか、今日はマルとの個人面談が出来るって聞いて来たよ」

花丸「う、うーん……皆に足を運んでもらうのは申し訳ない気もするずら。やっぱりマル部室に戻った方がいいんじゃ……」


そう言って立ち上がろうとするマルを


果南「まあ、いいからいいから」


果南ちゃんが両肩に手を置いて座らせる。

果南ちゃんは対面に立ったまま、受付の机に肘をついて


果南「たまにはのんびりお話しようよ」


穏やかにそう言った。


果南「なんか普段から、千歌やら鞠莉やら、騒がしいのが周りにいるから、こんな機会じゃないとマルと落ち着いて2人っきりで話すタイミングもないかなって思ってさ」

花丸「そっか……」

果南「うん」

花丸「……」

果南「……ところで、何話そうか」

花丸「それは考えてないずらね……」


ある意味、果南ちゃんっぽいずら……


花丸「そういえば、進路……」

果南「ん? ああ、うん。私も鞠莉と同じで海外だね」

花丸「果南ちゃんはすごいね。自分のやりたいことちゃんと決めてて」

果南「……まあ、生まれてからずーっと潜って来たからね。その流れと言うか、ね。ダイビングに関わる以外の仕事をしてる自分ってのも逆に想像できないし」

花丸「不安に思ったり……しない?」

果南「あはは、マル? 私を誰だと思ってるの?」



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