154: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/24(土) 02:44:15.11 ID:ILdDweI40
「刀身が鈍く光っているのが解るか」
「……切れ味の良さそうな”剣”ですね」
君は剣から危うい雰囲気を感じた。
柄を握り込むと、その感覚はさらに強くなる。
「それは屋敷で見つけた物だ」
「見つけた……?」
「うむ。【何気なく頭上を見た時】、頼りのない細い紐で――」
「えっ」
「ぷらぷらと【揺れて今にも落ちて来そうだった】」
「そ、そうだったんですか」
アエミリウス公は当時の状況を君に説明した。
彼曰く、こういった事は良くあるそうだ。
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