【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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6:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:43:58.13 ID:ueeqel/10

紗夜「……ん、んん……」

日菜「!」

日菜(おねーちゃんの口から小さな声が漏れる。飛びついて揺り起こしたい衝動があった)

日菜(でもお医者さんから頭も体も動かさないように、と言われているから、それは我慢する)

日菜「おねーちゃん、おねーちゃん……」

日菜(小さな声で呼びかけることしか出来ないのがもどかしい。お願い、おねーちゃん……早く起きて)

紗夜「…………」

日菜「おねーちゃん……?」

紗夜「……日菜?」

日菜(うっすらと目を開いたおねーちゃんがあたしの声に反応する)

日菜(それだけのことが嬉しくて堪らなかった。嬉しすぎて、涙がどんどん出てくる)

日菜「うぅ……おねーちゃん……っ、もうほんとに……ドジなんだから……」

紗夜「…………」

日菜「……? ぐすっ、どうしたの、おねーちゃん?」

紗夜「ここは……」

日菜「病院だよ。覚えてない? おねーちゃん、頭を打って意識なくなっちゃって……」

紗夜「頭を打って……覚えがないわね」

日菜(おねーちゃんの言葉にお医者さんの説明を思い出す)

日菜(しばらくは前後の記憶が抜け落ちることもあるだろうけど、それはこういう時にはよくあること……らしい)

日菜(大きな外傷もなく、頭蓋骨にも異常はまったく見られなかったから、それは自然に治るだろう……とのことだった)

紗夜「どうしてあなたがそんなに泣いてるのよ」

日菜「だって、だって……あたしのせいでまた……おねーちゃんが苦しんだらって思うと……」

紗夜「……っ」

日菜「……おねーちゃん?」


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