【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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56:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:13:44.62 ID:ueeqel/10

つぐみ「……私は何もしてませんよ。紗夜さんが頑張ったからだと思います、それは」

紗夜「そんなことはありません。あなたに『初めまして』と言われて、やっと私は……歩けるようになりましたから。感謝してもしきれません」

つぐみ「そ、そうですか? そう言ってくれるなら……紗夜さんの力になれたならよかったです」

日菜(つぐちゃんはそう言ってはにかんだ。おねーちゃんはそんなつぐちゃんに穏やかな表情を向けている)

日菜(その姿を見て思う)

日菜(……つぐちゃんを頼りにして本当によかった)

日菜(あたし1人じゃおねーちゃんが向き合うようになるまでもっとたくさんの時間と苦労が必要だったと思うから)

日菜「そういえばおねーちゃん、向き合うってどんなことするのか決まった?」

紗夜「……ええ、決めたわ。私は……ロゼリアの前でギターを弾こうと思う」

日菜「なるほど、そうやって向き合うんだね!」

日菜(力強い言葉にとても嬉しい気持ちになった)

日菜(これと決めたらそれにまっすぐに、ひたむきになる。それはあたしが憧れるおねーちゃんの姿そのものだった)

日菜(きっともうおねーちゃんは大丈夫だ。おねーちゃんは世界で1番強くてカッコいい人だから、絶対にそれは上手くいくんだ)

日菜(それでもちょっとくらいなら……あたしが手助けをしてもいいよね?)

日菜「そしたらあたし、ライブハウス押さえるよ! あ、それからリサちーたちにも声かけなくちゃね!」

紗夜「……そうね。お願いできるかしら、日菜」

日菜(おねーちゃんは遠慮がちに頷いてくれた)

日菜(それを見て、聞いて、あたしはきっと自分が世界一の幸せ者なんだと思った)

日菜(そうやっておねーちゃんに頼られることをどれだけ望んでたか)

日菜(どれだけの時間、悩んで待ち焦がれていたか)

日菜(……でも、そんなことはもうどうだっていいや)

日菜「うんっ! 任せてね、おねーちゃんっ!」

日菜(世界で一番大好きなおねーちゃんの力になれる、頼りにされる)

日菜(それだけであたしは幸せなんだっ!)


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