【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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55:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:13:11.40 ID:ueeqel/10

日菜「あれ、驚かなかった?」

紗夜「……あれだけ部屋の前で騒いでいれば分かるわよ」

日菜「そっかぁ〜。おねーちゃんは何でもお見通しなんだねっ」

紗夜「はぁ……」

日菜(おねーちゃんは呆れたように小さくため息を吐いた。その反応が見れたのがすごく嬉しかった)

つぐみ「お、お邪魔します」

日菜(あたしの後に続いて、つぐちゃんも部屋に入ってくる)

日菜(おねーちゃんは窓の方へ顔を動かしかける。でも途中で思い直したように動きを止めて、ちょっと間を置いてからゆっくりつぐちゃんの方へと顔を向けた)

紗夜「……こんにちは、羽沢さん」

つぐみ「紗夜さん……」

日菜(そのおねーちゃんの姿につぐちゃんはびっくりしていたみたいだった)

日菜(あたしはそれを見て胸を張っていた)

日菜(向き合うと決断して、その通りにつぐちゃんから逃げなかったおねーちゃんの姿がすごく誇らしかった)

紗夜「今まで……顔も見せずにいて、ごめんなさい」

つぐみ「あ、いえ、そんな」

紗夜「いえ、謝らせてください」

紗夜「ずっと失礼なことをしていて、本当にごめんなさい。そして……ありがとうございます」

紗夜「あなたが私を見つけてくれたから……向き合おうと思えるようになりました」


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