【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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54:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:12:26.87 ID:ueeqel/10
――氷川家――
日菜「ふんふんふーん♪」
日菜(おねーちゃんの弾き語りを聞いた翌日、いつものようにあたしはおねーちゃんの部屋に足を運ぶ)
つぐみ「日菜先輩、今日はなんだかご機嫌ですね」
日菜(今日はつぐちゃんも一緒だった。それに笑顔で答える)
日菜「えへへ、昨日ね、おねーちゃんがギターを聞かせてくれたんだ」
日菜「おねーちゃんって普段はね、あたしにギター弾いてるところ見られるの嫌がるんだ。でも昨日は自分から『聞いてくれないかしら』って言ってくれてね、『るらるんっ♪』って感じだったんだ〜!」
つぐみ「へぇ〜、よかったですね、日菜先輩」
日菜「うん!」
日菜(頷きながらおねーちゃんの部屋の扉の前まで来て、少し悩む)
日菜(……今ノックをしないで部屋に入ったら、おねーちゃんはどんな反応をするんだろうか)
日菜(怒るかな? 呆れるかな? 仕方ないわね、って言って笑ってくれるかな?)
つぐみ「……入らないんですか?」
日菜「あ、ううん。ノックしないで入ったらおねーちゃんどんな反応するかな〜って思ってさ」
つぐみ「そ、それは怒るんじゃないですか、紗夜さん……」
日菜「今のおねーちゃんになら怒られるのもいいかなぁ」
つぐみ「えぇ……?」
日菜「よし決めた! ノックしない! おねーちゃーん、日菜だよーっ!」
――ガチャ
紗夜「……ノックはきちんとしなさい」
日菜(ノックをせずに開いた扉)
日菜(あたしを出迎えたおねーちゃんは、いつものようにベッドに腰かけてギターを膝に乗せていた)
日菜(カーテンが開いた窓からは少し西に傾き始めた陽光が差し込んできてて、それが呆れたような顔をしてるおねーちゃんの足元と机の上に置かれたつば広帽子を照らしていた)
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