【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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45:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:07:00.76 ID:ueeqel/10

つぐみ「それにしても、紗夜さんってアコースティックギターも弾くんですね」

日菜「うん、昔に、ギター始めたばっかりの頃に買ってた」

日菜「……それを今手元に置いてるのは、エレキギターを見るとロゼリアのことを考えちゃうからみたいなんだけどね」

日菜「ギターどうしたのって聞いたら押し入れにしまってあるって言ってたし」

つぐみ「そうなんですね……。今も自分の音、探してるのかな……」

日菜「つぐちゃん、おねーちゃんが自分の音を探してるって知ってるの?」

つぐみ「あ、はい。ウチでお菓子教室開いた時にそんな話をしました」

日菜「ふーん、そうなんだ」

日菜(そっか……つぐちゃんが羨ましいな)

日菜(きっと付き合いも浅いのに、そんな信念のことまで話せるくらいに心を許してるんだ)

日菜(もしつぐちゃんみたいになれたら、おねーちゃんもあたしのことを好きになってくれるかな)

日菜(……なんて、何をおかしなことを考えてるんだろ)

日菜(みんな、同じなんだ。みんな同じで、違うんだ)

日菜(あたしがあたしにしかなれないみたいに、おねーちゃんはおねーちゃんにしかなれなくて、つぐちゃんはつぐちゃんにしかなれないんだ)

日菜(きっと世界中のみんなが同じで、違うんだ)

日菜(彩ちゃんが面白いって思うのと、みんながあたしのことを天才だとかよく分からない人だなんていうのもきっとそのせいだと思う)

日菜(あたしにとっての大発見だけど……もしかしたらこれって、当たり前のことなのかなぁ)

日菜(でも……何かが分かったような気がするし、いいや)

日菜(これからは今まで以上におねーちゃんのことを理解して、助けてあげられそうな気がする)

日菜(だから、それだけでいいや)


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