【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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43:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:05:50.41 ID:ueeqel/10
日菜(遠慮気味につぐちゃんが部屋に入ってくる。その姿を見るより早く、おねーちゃんは傍に置いてあったつば広帽子を慌てて被って、顔を俯かせていた)
つぐみ「初めまして、ですよね」
紗夜「……っ」ビク
つぐみ「私は、羽沢つぐみって言います。羽丘女子学園の1年生で、生徒会の役員もやってるんですよ」
紗夜「…………」
つぐみ「ピアノとキーボードもやってて、アフターグロウっていうバンドを幼馴染と組んでます」
紗夜「…………」
つぐみ「……ギター、好きなんですか?」
紗夜「…………」
日菜(おねーちゃんは答えない。どうすればいいのか分からない、というみたいに、つば広帽子が少し左右に揺れていた)
つぐみ「あ、その、急でびっくりしちゃいましたよね。ごめんなさい」
つぐみ「日菜先輩から聞いたんです。その、とっても素敵なお姉ちゃんがいるから、是非会ってほしいって」
紗夜「…………」
つぐみ「名前、聞かせてもらえませんか?」
紗夜「…………」
つぐみ「…………」
紗夜「……紗夜」
つぐみ「紗夜さん、っていうんですね」
紗夜「…………」
日菜(おねーちゃんからの答えはなかった。でも、一言だけでも返事をしてくれた)
日菜(それだけでも前に進めたんだ)
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