【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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41:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:04:41.88 ID:ueeqel/10
日菜(この前、つぐちゃんが言った言葉がずっと胸の中にあった)
日菜(『紗夜さんも――記憶をなくした紗夜さんも、いつもの紗夜さんも』)
日菜(あたしはどんなおねーちゃんもおねーちゃんだと思って接していた)
日菜(……もしかすると、この考えがおねーちゃんを傷付けていたのかもしれない)
日菜(おねーちゃんが『怖い』って言ったこと、『あなたは誰を見ているの?』って聞かれたこと)
日菜(それがつぐちゃんの言葉で1つに繋がって、おねーちゃんの抱える不安をはっきりさせてくれたような気がする)
日菜(だけど、相変わらずあたしは人の気持ちを考えるのが下手だ)
日菜(分かりかけた答えも掴みかけたヒントも、もしかしたらあたしのせいで全部台無しになっちゃうかもしれない)
日菜(だから、きっかけをくれたつぐちゃんを信じて、託してみたくなった)
日菜「それじゃあ、ちょっとおねーちゃんに声かけてくるね」
――コンコン
日菜「おねーちゃん、日菜だよ」
紗夜『……開いてるわよ』
日菜「うん、入るね」
日菜(一声かけてから部屋の中に入る)
日菜(おねーちゃんの部屋はカーテンが閉められていて、まだお昼前なのに薄暗かった)
日菜(おねーちゃんはベッドに腰かけて、アコースティックギターを膝に抱えて、イヤホンで何かの音楽を聞いていたみたいだった)
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