ダイヤ「いつもと違ういつもの日」
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9:名無しNIPPER
2018/03/01(木) 04:26:35.17 ID:ryKMvAmv0
この季節の水道水は素肌を刺すような冷たさで、初めの方は冷たさが心地良いものの次第に手の感覚を奪うようになっていく。
花嫁修業、などと称してよく炊事や洗濯などの家事を手伝った覚えがある。その頃の経験で、今の自分は一通り家事をこなせるよう育った気がする。高校生である今も時折手伝うこともあるが、いつからか機会はめっきり減っていった。

米袋の中で計量カップを使い二人分の米を量る。オムライスを作るなら先に米を研いでおいてから買い物に行くべきだったとダイヤは少し後悔した。料理は作業の同時進行が基本中の基本だ。我ながら慣れておらず、手際が悪い。

まな板の前ではルビィが付け合わせにするサラダの野菜におぼつかない手付きで包丁を入れていた。勉強の時より、幾分か真剣な表情に少し吹き出してしまう。突然笑い出した私を見てルビィは、不思議そうな顔をみせた。



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