7:名無しNIPPER
2018/03/01(木) 04:25:21.11 ID:ryKMvAmv0
海岸通りの町を二人して歩く。ここは二人の生まれ故郷。大海原と潮風の町、内浦。
オレンジ色の夕陽が潮の流れに色を付ける。この匂いも色も全部、生まれ育ってからずっと触れてきたたものだ。
食材は学校までの道に沿って歩き、少し先まで行った場所にある直売所で普段購入することにした。馴染みの老夫婦が営んでいるので買い物がしやすく、値段も安価だった。
ルビィ「お姉ちゃんは何が食べたい?」
不意にルビィに聞かれる。
別段食にこだわりはない。人並みに好き嫌いはあるが甘味が好きなので食事自体に頓着したことはあまりなかった。親に何が食べたいか聞かれても全て、その質問をルビィに横流しにしていた気がする。
17Res/10.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20