3:名無しNIPPER
2018/03/01(木) 04:22:17.53 ID:ryKMvAmv0
ダイヤ「そこ、マイナスつけ忘れてる」
ルビィ「え……ど、どこ……?」
畳の敷かれた居間に置かれた机で額を突き合わせ、二人で正座で座る。宿題をするのはダイヤの言いつけ、それを一緒にやるのはルビィの発案だった。
一切の滞りなくシャープペンシルを運ばせる姉に正座すら慣れていない妹。対照的な姉妹だった。
ダイヤは、東京の大学への推薦での進学が決まっている。別段懸命に勉強する必要はなく、課題さえこなしていれば学業に関する問題はなかった。それでも、それなりの時間を机に向かうことに割いているのは偏に彼女の性根の真面目さによるものだった
そして今妹の勉強を見ているのは単に、姉としてルビィを心配しての事だった。
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