【ミリマス】P氏、海美を抱きしめ腰痛になる
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84: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/11(日) 23:19:09.99 ID:h206M/Hho

そうして伊織を見つめる眼差しは、どこまでも真っ直ぐ前を向いている。

……先に根負けしたのは伊織だった。

彼女が「まぁ……そうね。もうそれでいいわ」と出された答えに頷くと、
海美の方も「じゃ、私も掃除手伝いたい!」とシンプルな意志を言葉にする。

すると二人の会話を聞いていた美奈子も手を上げて。

「なら私も。みんなでやればすぐ終わるだろうし……ね? 奈緒ちゃん」

「へっ!? あ、それ私も数に入ってたんや?」

結局、急に話を振られて驚いた奈緒も掃除を手伝うことになった。

その場の流れだったとはいえ、三人もの助力を取り付けられたP氏が
「ありがとう、ありがとう!」と彼女たちに頭を下げる中、一人面白くないのは伊織である。

本来の彼女の予定では、汗だくでひぃひぃ掃除をするP氏の姿を眺めてしばしの退屈を満たした後、
冷たい飲み物の一つでも差し入れて彼に恩を売る計画でもあったのだ。

そうでなくても「一人では無理だ!」とP氏が泣きついてくるならば、
少なからず作業を手伝うのも別にやぶさかではないと考えて――。


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