85: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/11(日) 23:19:58.61 ID:h206M/Hho
「……いおりん! ねっ、聞いてくれる?」
考えていた伊織だったのだが、突然声をかけられた彼女は少々びっくりしながらも「な、何よ?」と海美に訊き返した。
「別にそんな……大きな声出さなくても聞こえてるわよ。で、なに?」
「あのね、良かったらいおりんも一緒に掃除しない? 四人より五人の方がきっと早く片付くって言うし、
終わったらそのままみんなで美奈子先生のご飯にしようって」
ねているのは海美だけじゃない。美奈子も、奈緒も、そしてP氏も伊織の返事を待っていた。
そんな四人の視線から逃れるように「し、仕方ないわね」と、伊織が照れ臭そうにそっぽを向く。
……だがそのうち全員と向き合うと、この場を収めるためにもコホンと大きな咳払いをしてから締めくくった。
「また今日みたいに暴走されてもたまんないし、お目付け役は必要でしょ?
……全く、プロデューサーもアンタも世話が焼けてしょうがないんだから!」
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