74: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/11(日) 23:04:32.08 ID:h206M/Hho
「うぅぅ〜〜〜! 嬉しいよー! プロデューサーっ!!」
唇に押しつけられたぷりぷりの感触に一瞬呼吸ができなくなる。
その原因である海美は衝動のまま次なる喜びを彼に求め、
P氏も彼女にされるがまま全てを悟って受け入れた。
現在時刻は午後八時半。窓の外はすっかり暗くなっており、
室内はいつの間にやら夜戦という表現が実に相応しい戦場だ。
二人っきりの密室で、互いの体、心の温度が時間と共にヒートアップ。
そのうち「もっともっと!」と海美は昂り、彼女の熱に当てられたP氏も
「こうなりゃヤケだ!」と徹底抗戦の構えを見せるようにまでなっていた。
両者の激突、再び。それから一合二合と重ねる度に、
氏は自らの体が石のように固まって行くのをハッキリ感じることになる。
結果、男らしく真っ向からぶつかってくる氏の対応に我慢もきかなくなってしまった海美は。
「ねえプロデューサー、ホントのホントに嫌いじゃない?」
「嫌いじゃない、嫌いじゃないぞ!」
「私のために無理して言ってるんじゃなくて?」
「海美にはこの顔が無理をしてる顔に見えるのか!?」
「ううん、見えないっ!」
「だったら俺を信じてくれ!」
「なら、私信じるから! プロデューサーのこと信じるから!」
「海美……!」
「だからお願い! 嫌いじゃないなら好きって言って!」
「んなっ!?」
「その方が私嬉しいもん! 私、好きって言われたいよ!!
プロデューサーのその口から、大好きだって言って欲しいっ!!」
89Res/78.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20