未来を置き去りにしてバイトをする
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86:名無しNIPPER[saga]
2018/03/18(日) 02:06:24.42 ID:93Us6h4j0
男仁さんはそんな僕を見て,呟いた.

「不気味ですか?」

「いいえ.夜にこの通りは歩くのは遠慮したいですが」

「今日は,夜までかからないはずです.それに,二人なら襲われてもなんとかなるでしょう」

僕はともかく男仁さんを襲おうとする奴は,そういないだろう.

「もし私が相手の立場なら,どちらかといえばアウトローなのは百地さんですから,警戒しますね」

「履歴書の特技欄に農耕機を扱えると書いた男は,アウトローなのですか」

男仁さんは,口を開けて横隔膜を振動させた.笑っているのだと気づいたのは,しばらくしてからだった.


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