大石泉「気遣う心に、ちょっとだけ下心」
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7:名無しNIPPER[sage]
2018/02/27(火) 23:23:09.42 ID:A9Mm8babo

 きゃーすけべ、と泉はわざとらしい棒読みで自分を抱きしめる素振りを見せる。大人をからかっているとも思ったが、それよりも、なんとなく泉らしくない冗談だなと彼は思った。
 普段訪れることの少ない夜分の事務所に、彼と二人だけだという状況が泉を普段よりも開放的にしているのだが、そんなことを彼は知るよしもない。
 開放的にしているから、思わず本音が溢れたなんてことを知るはずがない。
 そうなってもいいかも、なんてこと。

「ところでプロデューサー、こんな夜更けに一人で帰る女の子をどう思う? 誰か危ない人がうろついているかもしれないね。ああ、一緒に帰ってくれる人がいればなあ」



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