9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/27(火) 14:46:49.88 ID:BtYFcBoE0
最原「……皆と出会う前にとある事件で心を傷つけた僕の事を励まして、前を向かせてくれたのは赤松さんなんだ。優しくて温かい彼女が人の命を奪う様な真似をする訳が無い……だから、僕は赤松さんの無実を信じてる! そして僕が必ずそれを証明してみせる!」
王馬「ふ〜ん……そこまで言い切れちゃうんだ。なら、俺も最原ちゃんに協力しようかな! 大ピンチからの大逆転なんて面白そうな事、俺が放って置くわけにもいかないしね!」
最原「うん、ありがとう……こっちも捜査を開始してみる。王馬くんも何か分かったら連絡を頂戴」
王馬「おっけ〜! そんじゃ、そっちも頑張ってね!」ピッ!
最原「……良し、捜査開始だ! 絶対に赤松さんの無実を証明する証拠を見つけ出してみせるぞ!」
春川「いつになく気合入ってんじゃん。私たちも出来る限りの協力はするよ」
真宮寺「冷静に、落ち着いて証拠を探そう。大丈夫、必ず突破口は見つかるヨ」
最原「ありがとう、二人とも……よし、じゃあまずは……」
白石「ちょっと待て! 勝手な真似は許さんぞ! 事件の調査は警察の仕事だ、子供たちには引っ込んでいて貰おうか!」
真宮寺「……お気持ちは分かりますが、超高校級の学生たちには『正当な理由があって自分の才能を発揮する場合に関してのみ、超法規的な措置が取られる』と言う事はご存知でしょう? この事件の調査依頼を受けた最原くんは、警察の妨害無く調査をすることを認められている筈です」
白石「だとしてもだ! お前たちは事件の容疑者の友人じゃあないか! もしも調査の過程で赤松楓に不利な証拠を発見した場合、それを破棄する可能性だってあり得る! その可能性がある以上、俺はお前たちの調査を許可する訳にはいかん!」
春川「……どうする? 調査の邪魔をする男を排除する、って名目で、私の才能を使おうか?」
最原「いや、そんなことをしても意味無いよ。そもそもこの状況じゃあ、もしも赤松さんの無実を証明出来る証拠を発見したとして、それを僕たちが捏造したと疑われたらお終いだ」
真宮寺「必要なのは第三者の目、ってことかな?」
春川「それじゃあどうするつもり?」
最原「……白石さん、僕たちと一緒に調査をしてくれませんか? あなたは既に終えたことかもしれませんが、僕たちと一緒なら新しい発見があるかもしれません。それに、僕たちが怪しい行動をしていたらすぐに分かる。問題点の解決にもなります」
白石「……ほぅ?」
最原「人数に不安があるのなら、渡辺さんも一緒に居て頂いても構いません。5人全員で動けば、誰かが証拠を隠滅することは不可能になりますからね」
白石「……良いだろう。その条件を飲んで、一緒に捜査をしてやろう。しかし、妙な動きをしたら、即刻打ち切りだからな!」
春川「アンタが妙な口出しして来たら、こっちは打ち首にしてあげるよ」
最原「は、春川さん、喧嘩しないでよ……白石さんは警察官で、調査に協力してくれるんだからさ」
白石「ふん、生意気なガキどもめ!」
最原「はぁ……じゃあまずは、事件現場の調査と行きましょうか」
真宮寺「地価の倉庫だネ? 早速行ってみよう」
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