最原終一の事件簿
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/02/27(火) 14:48:20.84 ID:BtYFcBoE0

――地下倉庫

春川「うわ、真っ暗。廊下からの明かりか、懐中電灯が無きゃ何も見えないね」

白石「地下倉庫だからな、暗いのは当たり前だろう」

真宮寺「……分かってたことだけど、遺体もそのまま放置してあるんだネ」

白石「警察の到着もまだだからな。当たり前だ」

渡辺「ず、随分と散らかっていますね……田所さん、犯人と激しく争ったのかしら?」

白石「いいえ、渡辺さん。犯人である赤松楓は、後ろから田所を襲って一撃で気絶させたんです。これは、目を覚ました田所が自分が閉じ込められている事に気が付いてパニックになり、部屋を散らかしてしまったのでしょう」

渡辺「ああ、そう言えば……白石さん、先ほどもそうおっしゃってましたわね。うっかりしてましたわ……」

白石「こんな状況に陥れば混乱するのは当たり前です。お気になさらずに」

春川(あの刑事、私たちの時とは随分と態度が違うじゃん)

真宮寺(僕たちが嫌われてるか、彼女が好かれているか、もしくはその両方だろうネ)

最原「……後頭部を殴った凶器はこの金庫か。確かにこのサイズなら簡単に持てて、重量もそれなりにある。人を気絶させるのは訳無いだろう」

白石「ふん! まあそう言う事だ。犯人である赤松楓は、この凶器を使って被害者を殴り、気絶させたのだろう。状況的に見て間違いない!」

最原「……次に行きましょう。田所さんの荷物を調べないと」


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