11:名無しNIPPER[saga]
2018/02/27(火) 14:50:54.34 ID:BtYFcBoE0
――二階、客間
白石「ほれ、これが田所の荷物だ。好きに調べて良いが、妙な真似はするなよ」
春川「いちいちうるさいな、わかってるって……」
白石「何だと!? 口のなっていないガキめ!」
最原「バッグの中身は……手帳に財布、携帯電話にキーケースか……まずは手帳から調べよう」
真宮寺「……中身を見る限り、結構几帳面な人だったみたいだネ。予定がしっかりと書かれてる」
最原「事件当日の予定を見てみようか」
〇月×日
9:00 Bと仕事の打ち合わせ(電話)
12:30 Wと食事
16:00 別荘にてRと仕事の打ち合わせ
最原「……こんな感じだね。会う相手はイニシャルで書いてあるみたいだけど……」
春川「王馬の話だと、事件当日の4時頃に赤松はこの屋敷に来たんでしょ? なら、Rが赤松なのは間違いない筈だよね?」
真宮寺「ふむ……AKAMATU KAEDE……どこにもRの文字は無いヨ?」
最原「何かの暗号なのかな……?」
渡辺「あ、あのぉ……」
最原「ん? どうかしましたか?」
渡辺「実は、田所さんは結構なプレイボーイで、色んな女性にちょっかいを出していたんです。だから、浮気がバレない様に手帳に書く名前も暗号めいたものにしているんだと思います」
春川「うわ、最低……」
真宮寺「ククク……罪を隠す為に努力する、素晴らしい事だネ……! それこそが人間の浅ましさであり、美しさでもあるんだからサ……!」
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