12:名無しNIPPER[saga]
2018/02/26(月) 21:29:50.93 ID:miKl5BoQo
私がキスを拒んでから少しの間、当たり前だけど少し気まずい時間が続いた。
でもそれは、二人で音楽を聴いたり、お菓子を作ったりするうちに、いつの間にか解消された。
その頃になると私も多少は気持ちに余裕が生まれたのか、
作ったお菓子を食べながらふと、日課の発声をしていないことを思い出した。
千早「ごめんなさい、春香。
うるさいかも知れないけれど、今ここで発声をしてもいいかしら……?」
春香「うん、いいよ! あ、じゃあせっかくだし私も一緒にやってもいいかな?」
千早「ええ、もちろん。それじゃあ、一緒に」
そうして、私たちは二人で発声を始めた。
状況を考えればおかしなことかも知れないけれど、
それでも毎日の日課をこなすことは、私の心を落ち着かせてくれた。
ただ、発声だけでは終わらなかった。
せっかくだから歌唱の練習もしよう。
そう言えばここの振り付けが難しいんだっけ。
そんな風に話をするうちに、いつの間にか私たちは本格的にレッスンを始めていた。
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