31:名無しNIPPER[saga]
2018/03/27(火) 21:04:47.26 ID:2TDmqBYi0
鈴「……あのあと佐々美から事情を聞いた。それで私がすっごく馬鹿な勘違いをしてたことに気付いたんだ。り、理樹が私のことはもう嫌いになってたんじゃないかって…」
理樹「そんなことないよ…僕の方こそもう鈴が僕の元から離れて行くんじゃないかって……」
理樹(そこでハッとなった。そうだ。あの男!鈴に近づいていたあの男とはどうなったんだろう?)
理樹「ね、ねえ鈴……それであと人とはどうなったの?」
鈴「えっ?」
葉留佳「おーそこそこ!わたくしもそこが気になりますなあ!」
理樹「葉留佳さん。今は静かにしてて」
葉留佳「あっ…ご、ごめんなさい」
鈴「あの人って誰のことだ…?」
理樹「ほら、最後に会った日、鈴の隣にいた人」
鈴「あ、あいつか。あいつとは今も友達だ。でも理樹の思ってるような……」
理樹(鈴の言葉を聞いた時、なにか心の中にドス黒いものが湧いた気がした)
理樹「友達だって?」
鈴「っ!」
理樹(鈴はビクッと肩を揺らした)
理樹「それってどういう意味?」
鈴「と、友達は友達だ。深い意味はない」
理樹「それって鈴がそう思ってるだけじゃないかな」
来ヶ谷「理樹君。少し落ち着け」
理樹(そのなにかは僕の背中をぬるりと流れていった。そこでもう気持ちの歯止めが効かないのが分かった)
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