まゆ「寒さに負けず!」 美玲「もりくぼカケル!」
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8:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/20(火) 04:40:05.89 ID:7tb4Mf6o0



PHASE 12
『森久保乃々×櫻井桃華』



櫻井桃華「このような場所では、優雅にティータイム、というわけにはいきませんわね……」フゥ

桃華「お話のお供にと、お気に入りのローズヒップティーを用意しているのですが……」

乃々「え……私たち、割といつも、机の下でお茶してますけど……」

桃華「まあ、そうなのですか? ……でもそれは、少々お行儀がよろしくないのではなくて?」

乃々「す、すみません……」

桃華「あぁ、そんな顔をしないでくださいな。……そうですわね、郷に入っては郷に従えとも言いますし……」

桃華「机の下のお茶会も、体験してみれば意外と楽しいのかもしれませんわね」クス

乃々「あぅ……年下の桃華ちゃんにこんなに気を遣わせるなんて……もりくぼのだめっぷりが浮き彫りなんですけど……」ズーン

桃華「そんな、駄目だなんてことは……ほら、今お茶をお淹れしますわ」

乃々「……あ、いい香り……」

桃華「うふっ、そうでしょう? さあ、どうぞ召し上がれ♪」

乃々「あわわわ……よく見ると、カップも高級品のような……」カタカタ

乃々「どっ、どどどうやって飲めばいいですか……!? か、カップを回すとか……!?」グルグル

桃華「それは、お抹茶の作法なのでは……? 普通で構いませんわ、普通で」

桃華「あっ、お茶請けもありますのよ。この日のために地元のパティシエに作って頂いた、フロランタンですわ」

乃々「い、至れり尽くせりぃ〜……!」サクサク

桃華「うふふ♪ 喜んで頂けて、何よりですわ。」

乃々「えへへ……ナッツのお菓子は、好きです……。以前スイーツ作りのお仕事をした時も、ナッツがいっぱいのタルトを作って……」

桃華「まあ! 乃々さん、ご自分でスイーツ作りをなさいますの?」

乃々「あっ、いえ……! もりくぼはアイディアを出しただけで、実際に作ったのはプロの方なので……」

桃華「ということは、乃々さんのオリジナルなのですね! 素敵ではありませんか!」

乃々「あぅぅ、そんな大層なものでは……それに、一緒のお仕事だった愛梨さん達に助けてもらって、やっと出来たものですし……」

桃華「あら……乃々さんのその謙虚な気立ては、レディもかくや、ですわね」

乃々「ほ、褒めても何も出ませんけど……」


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