94:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:59:33.80 ID:PoruoH2d0
サーバルちゃんがさっき触れた右手を、助手さんが優しく包む。
「どうって……?」
ぎゅっ
「こんな風に、サーバルに手を握られたいですか?」
「もちろん、握られたら嬉しいですけど……」
「では、その先も? 博士はキスがどうこうだとか喋っていたみたいですが」
「だ、だからそれは……!」
「したいのですか? したくないのですか?」
「うっ……///」
「それ以上――――キスより先のことも?」
「…………キスの先なんて、知らないです……」
「仮にあったとしたら、ですよ」
「………………」
「…………したい、です」
「……やっと正直になれたのです」
助手さんはぼくの手をぱっと離した。
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