70:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:46:37.95 ID:PoruoH2d0
「…………」
としょかんの階段を上っていくと、建物周辺を見渡せる場所に加え、博士さんと助手さんの生活スペースが存在した。ぼくは博士さんのベッドを貸してもらい、そこにサーバルを降ろした。
「……静かですね」
「まっ、まさか死……!?」
「縁起でもないです、博士」
「大丈夫です、息はしてます。ただ、昨日もよく眠れなかったのか、とても疲れてるみたいで……」
傍らで眠るサーバルちゃんの顔は、落ち着いてはいるものの、極度に疲弊を溜め込んだ顔つきになっている。容態が悪化している証拠だ。
「……なるほど。かばんがここにやって来たのは、これが理由ですね?」
「えっ?」きょとん
「はい……このとしょかんに来れば、サーバルちゃんが苦しんでるこわい夢について、何かわかるんじゃないかと思って……」
「そ、そうだったのですか!?」
「気づくの遅すぎです、博士」
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