110:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 02:10:50.53 ID:PoruoH2d0
「おとなしくするのです」
「暴れないのですよ」
「え、なになに……?」
ふわっ
「え!?」
ばさっ!
「みゃああああああぁぁぁ!!!」
ふわりふわりと足が地面から離れ、博士たちの目が光ると、数秒後、博士たちは私を掴んだまま一気に飛び上がった。
「だから暴れるなと言ったじゃないですか! おかげでセルリアンに気づかれたのです!」
「博士。お言葉ですが、この計画を立案したのはあなたでしょう? いきなり空を飛んだらサーバルが驚くことぐらい、考慮しておくべきかと」
「ぐっ……」
「……ま、バレてもバレなくても、さほど問題ではないと思いますけどね」
そうこう言っているうちに、博士と助手はさらにスピードを速め、セルリアンのすぐ近くまで飛んでいく。
会話しているはずなのに、息がぴったりな二人に私は驚いていた。
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