本当の英雄のお話
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33:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[saga sage]
2018/02/19(月) 17:25:35.86 ID:CXKPQqLlo

ボク達は家の外でたき火をする、串に野菜と肉をつけて、焼く。

「肉に野菜、人間も変わりませんのね」

「魔族も食べるもの変わらないんだ?
 操ってる魔物を食い物にするのかと…」

「魔物を操ってるのは人間では?」

パープルは本気でそう思ってるらしい、それを見て分かった
あぁ。人間は魔族が魔物を操っている、魔族は人間が魔物を操ってるって思ってるのね
お互い勘違いしていたんだ。



「どうやら違ったようですわね、お互い勘違いですか」

「お互いが相手を勝手に魔物を操る黒幕にしている、面白いね」

ボクは軽く笑った

「悪い冗談ですわ、魔物の被害は魔族の間で大きいのに」

魔族もかなり魔物の被害受けてるのか
本当、変わらないなぁ、人間も魔族も
魔法があるかないかぐらいかな?



肉と野菜が焼けた
ボクは豪快に食べる

「もぐっ!もぐっ!うめぇ!」

「女性なのですから、少しお上品にですね…」

パープルはあきれている

「いいのいいの、こういうのは豪快な方が楽しいよ」

ボクはパープルに笑顔を向ける
パープルは少し顔を赤らめた



「…わたくしもたまには豪快に食べてみます、パクッ!」

パープルは少しだけがぶっと行った。
だがまだまだお上品だ

「まだまだだね」

「…うるさい」


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