26:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[saga sage]
2018/02/19(月) 11:23:45.90 ID:CXKPQqLlo
ボクは横に大きく避けて、炎をかわした
あ、危ない。
「不意打ちをかわしますか…」
紫髪の、いかにも大人の女性と言った感じの。
胸の大きいお姉さんがこっちを見ていた
「魔族って、女の人も居るの?」
「当たり前ですわ、女も居れば子供も居る。
あなたは魔族の女性をさっき斬り殺したでしょ、たくさん」
ボクは暗い気持ちになった、さっきボクは人殺しと同じことを?
怒りに身を任せて気づいてなかっただけで、相手は魔族とはいえ。
「聞きたい、君は何者?」
「わたくしはパープル・ハピネス
この村を襲った部隊のリーダーですわ」
衝撃的な発言だ。
この人が、いやこいつがボクの村を…
「なんで村を襲ったの
村人に罪はなかったのに」
ボクは静かに言う
だが心には怒りを秘めていた
「だってあなたたちもそうしたでしょ?わたくしの娘相手に」
「え?」
「あなた方人間は、ただ街道を歩いていた娘を殺した
だからわたくしも同じことをする、復讐ですわ」
なんて言っていいか、分からなかった
魔族に女子供は居ない、みんな悪だ。
ボクの信じていたものが逆転する気がした
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