【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
1- 20
292: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2019/07/05(金) 13:04:26.32 ID:0kuyUivE0

 そこから京太郎が説明したのは、日曜日に客が来るからと、昼食の支度を頼まれたこと――。
 その客人が、いわゆる六女仙の父親である、各家の当主たちだったこと――。
 彼らが京太郎の過去に対する謝罪と、先日の行動に対する礼賛を伝えに来たこと――。
 というわけで、病院に行ったというのは嘘だったこと――。
 以上、であった。

京太郎「――と、そんなことがありました……」

小蒔「父様たちが、そんなことを……」

霞「――確かに、一族の大失態まで考えれば、そうしないとおかしいくらいだものね」

初美「当主が揃って一高校生に頭を下げたなんて、確かに口止めしたくもなりますねー」

春「……巴ちゃんは、どうして知ってたの?」

巴「え゙っ」

明星「あ、確かに。口止めしてたなら、狩宿の小父様もそんなこと教えませんよね」

巴「え、えーっと、それは……きょ、京太郎くんから聞いて!」

京太郎「嘘吐かないでくださいよ!」

霞「巴ちゃん?」ニコッ

巴「あ、あは、あはははは……その、部屋に張ってる式神が、父の不審な外出を見たもので……なにかあっては一大事と、こっそりあとを――」

霞「なるほど、出歯亀していたのね」

巴「か、霞さんが教えてくれたやり方じゃないですか!」

霞「なっ――人聞きの悪いこと言わないでちょうだい!?」

初美「醜い争いは置いておいて――いまの話、なにか気になることはありましたかー?」

湧「あの、よろしいですか?」

小蒔「どうぞ」

湧「口止めされてたからって、巴さんがそこまで黙っておく内容でしょうか? それに、わざわざ帰ってくるほどのことでもないかと――」

巴「そ、そんなことないよ、湧ちゃん!」

春「そんなことはある。湧の言うことは一理ある」

霞「ふむ……ねぇ、京太郎くん?」

京太郎「――ひゃ、ひゃい」

霞「まだ、隠し事があるわよね?」ゴッ

京太郎「」ヒッ

巴「………………あの、さすがに京太郎くんからは言いにくいと思いますので、私からでいいですか?」

小蒔「許可します」

明星(さっきから姫様が怖い)

京太郎「と、巴さん……」

巴「京太郎くんは悪くないんだし、堂々としてていいよ。なにかあったら、お父さんたちがコソコソしてたのが悪いって、みんなで言ってあげるから」

京太郎「…………はい、お願いします」

巴「では、ご説明します。実は――」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
411Res/345.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice