【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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[saga]
2019/07/05(金) 13:04:26.32 ID:0kuyUivE0
そこから京太郎が説明したのは、日曜日に客が来るからと、昼食の支度を頼まれたこと――。
その客人が、いわゆる六女仙の父親である、各家の当主たちだったこと――。
彼らが京太郎の過去に対する謝罪と、先日の行動に対する礼賛を伝えに来たこと――。
というわけで、病院に行ったというのは嘘だったこと――。
以上、であった。
京太郎「――と、そんなことがありました……」
小蒔「父様たちが、そんなことを……」
霞「――確かに、一族の大失態まで考えれば、そうしないとおかしいくらいだものね」
初美「当主が揃って一高校生に頭を下げたなんて、確かに口止めしたくもなりますねー」
春「……巴ちゃんは、どうして知ってたの?」
巴「え゙っ」
明星「あ、確かに。口止めしてたなら、狩宿の小父様もそんなこと教えませんよね」
巴「え、えーっと、それは……きょ、京太郎くんから聞いて!」
京太郎「嘘吐かないでくださいよ!」
霞「巴ちゃん?」ニコッ
巴「あ、あは、あはははは……その、部屋に張ってる式神が、父の不審な外出を見たもので……なにかあっては一大事と、こっそりあとを――」
霞「なるほど、出歯亀していたのね」
巴「か、霞さんが教えてくれたやり方じゃないですか!」
霞「なっ――人聞きの悪いこと言わないでちょうだい!?」
初美「醜い争いは置いておいて――いまの話、なにか気になることはありましたかー?」
湧「あの、よろしいですか?」
小蒔「どうぞ」
湧「口止めされてたからって、巴さんがそこまで黙っておく内容でしょうか? それに、わざわざ帰ってくるほどのことでもないかと――」
巴「そ、そんなことないよ、湧ちゃん!」
春「そんなことはある。湧の言うことは一理ある」
霞「ふむ……ねぇ、京太郎くん?」
京太郎「――ひゃ、ひゃい」
霞「まだ、隠し事があるわよね?」ゴッ
京太郎「」ヒッ
巴「………………あの、さすがに京太郎くんからは言いにくいと思いますので、私からでいいですか?」
小蒔「許可します」
明星(さっきから姫様が怖い)
京太郎「と、巴さん……」
巴「京太郎くんは悪くないんだし、堂々としてていいよ。なにかあったら、お父さんたちがコソコソしてたのが悪いって、みんなで言ってあげるから」
京太郎「…………はい、お願いします」
巴「では、ご説明します。実は――」
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